オンライン教育に興味がある人に見て欲しい TED Talks 10 選
elearning industry というサイトに以下の記事が載っていました。
ここに載っていた動画がどれも素晴らしかったので、ここではその日本語版をご紹介したいと思います。
スマホだと日本語訳が表示されなかったので、日本語訳がついた YouTube の動画を下に付けています。スマホの方で日本語訳が欲しい方は下の YouTube の動画を御覧ください。
1. エディー・オベン : 目まぐるしく変化する世界には「賢い失敗」が必要だ
ビジネス教育者のエディー・オベンは、多くの人が思っているよりも、世界は速いスピードで変化していると言います。新しいことをしようと思っても、世界のスピードに追いつけません。 テンポの良い語り口でエディーは生産性を向上させるには、3つの重要な変化を理解すべきであること、「賢い失敗」を許す文化が求められていると語ります。
Posted
スマホ & 日本語字幕はこちら
ネット上初のビジネススクール worldaftermidnight.com の創始者。
経営者の多くは「リスクを取れ」「挑戦しろ」と言うけど、実際は「下手なことをしたらクビにするぞ」と思っている。でも、それでは、世の中の変化についていけない。挑戦して失敗(=賢い失敗)をしましょうというお話です。
2. サルマン・カーン : ビデオによる教育の再発明
注意深く構成された数学をはじめとする各科目の完全な教育ビデオシリーズからなるカーンアカデミーはなぜ、どのようにして作られたのか、サルマン・カーンが話します。そして対話的な演習の効果を示し、従来的な教室のあり方をひっくり返して考えることを教師たちに促します。家で見るように講義ビデオを生徒に与え、教師が手助けできる教室で「宿題」をさせるのです。
Posted
こちらは有名な Khan Academy のカーン先生。動画学習の元祖みたいな人です。
話し方もさすがにわかりやすいし、面白いです。ビデオ教材の良い効果を再認識しました。ホスト役のビル・ゲイツも興味津々なようです。
スマホ & 日本語字幕はこちら
3. アナン・アガワル : オープン・オンラインコースが今なお重要な意味をもつ訳は
2013年はMOOC(巨大オープン・オンラインコース)の年でした。最初は残念な結果でしたが、その後、成功を示す数字と大きな期待で一杯です。しかし、edXの学長、アナン・アガワルは、高次元の学びを広く共有し、伝統的教室を(多分、置き換わることはないですが)補完する手段であるMOOC の重要性はゆるがないことを論証します。アナン・アガワルは、21世紀の生徒にとって理想的な学習体験を創造する―彼の融合教育のビジョンも紹介します。
Posted
スマホ & 日本語字幕はこちら
edX の学長さん。今「教育」を変えようとしているという熱意が伝わってきます。
多分、日本が変わるのはだいぶ先なんでしょうけど、英語圏の教育方法はすぐに変わっていくのではないかと期待させられます。
4. トム・チャットフィールド : ゲームが脳に報酬を与える 7 つの方法
ゲームはどんどん身近なものになってきており、私たちは数え切れない時間と現実の貨幣を費やし、仮想の財宝を求めヴァーチャルの世界を探検します。何故でしょう?トム・チャットフィールドがここで示す通り、ゲームは私たちの脳を魅了したり、もっと探検し続けたいと感じさせたりする「報酬」を与える完璧な仕組みを持っているためです。
Posted
スマホ & 日本語字幕はこちら
ゲームの方法論を教育に生かそうというゲーミフィケーションの話です。
日本ではソーシャルゲームが盛んですが、継続させるための手法等、ためになる方法論がたくさんあると思います。
5. クリス・アンダーソン : ウェブ上の動画が後押しする世界のイノベーション」
TEDのキュレーターであるクリス・アンダーソンが、ウェブ動画の成長は世界中で「集団が加速させるイノベーション」を後押ししていると語ります。自らエネルギーを生み出す学びのサイクルが生まれていることは、印刷の発明と同じぐらい重要とも言えるのです。でもその力を引き出すためには、組織は徹底的にオープンにならなければなりません。それはTEDにとって新たな一章の幕開けとなるのです。
Posted
スマホ & 日本語字幕はこちら
肩書きがいっぱいありすぎる TED のオーナー クリス・アンダーソン。
「TED の未来は「1対多」ではなく、「多対多」である」というところは、そのままオンライン学習の未来なのでしょう。
6. アドーラ・スヴィタク : 大人は子供から何を学べるか
神童アドーラ・スヴィタクは、世界には「子供っぽい」考え方が必要だと言います。大胆なアイデア、奔放な創造力、そして何よりも楽観的であること。子供たちの大きな夢は高い期待を受けるにふさわしいものであり、大人は子供に教えるのと同じくらいに、子供からも学ぶようにしてほしいと彼女は言います。
Posted
スマホ & 日本語字幕はこちら
アメリカの天才少女アドーラ・スヴィタク。1997年10月生まれってことなので、当時12才ですね。大人への挑発的な物言いが面白いです。いつまでもこどもの感覚を忘れない大人がいいのかな?
7. ラムジー・ムサラム : 学びを輝かせる3つのルール
化学の先生であるラムジー・ムサラムは、生死にかかわる状況を経験して初めて、10年間続けた「エセ教育」から抜け出し、教育者としての真の役割―好奇心を育てること―を理解します。楽しく、自らの体験も交えながら、ムッサラームは、想像力と学びを輝かせ、生徒たちが世界の仕組みに目を輝かせるようになる3つのルールを紹介します。
Posted
スマホ & 日本語字幕はこちら
「好奇心と探究心を育て、想像力を輝かせる」
とても大事なことだと思います。
8. キャロル・ドウェック : 必ずできる!― 未来を信じる 「脳の力」 ―
キャロル・ドウェック氏は、「学習や問題解決に使われる脳の処理能力は開発・育成できる(=成長)」というアイデア、「成長型マインドセット」 について研究しています。このトークでは、あなたにとって「解決するにはちょっと難しい問題」に対する、2種類の思考パターンを示してくれます。「解けるほど頭が良くない..」ですか? 或は「まだ解けていな いだけ!」でしょうか?幅広く影響力を持つこの分野、入門としてもお勧めです。
Posted
スマホ & 日本語字幕はこちら
「今はまだできないけど必ずできるようになる」というマインドセットを持つとこどもたちはどんどん成長していくというお話。事例もとても面白いです。
9. ジョン前田 : シンプリシティについて
MITメディアラボのジョン前田は、複雑化するテクノロジーとアートの世界の狭間に生きています。彼は、基本まで切り詰めることについて語ります。
Posted
スマホ & 日本語字幕はこちら
ジョン前田さん自身がとても面白い。
デザインは難しいけど、面白そうだなと感じさせてくれます。
8年も前の動画ですが、色褪せないですね。
10. リチャード・セント・ジョン : 成功者だけが知る、8つの秘密!
どんな人が成功するのでしょうか?頭が良い人でしょうか。それとも、運が良い人でしょうか。実は、どちらでもないのです。アナリスト リチャードは何年にも及んだインタビューを、成功の秘密と題した見事な3分間スライドに仕上げています。
Posted
スマホ & 日本語字幕はこちら
TED のメンバーにインタビューした成功の理由を、わずか3分30秒という時間にまとめ、ユーモアを交えて話してくれます。これ、もう9年も前なんですね〜。
おわりに
TED の知名度は上がっていますが、まだ見たことないという方がいらっしゃったら、ぜひ見てみてください。きっと気に入ったものが見つかると思います。
オンライン教育に興味のある方は特に気に入っていただけると思います。
TED のスピーカーはみなさん話がうまいので、あっという間に時間が過ぎ去ってしまうかもしれませんよ。