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TOEIC が TOEIC Listening & Reading Test に名称変更!

久々の更新です。

少し前のニュースですが、次のようなニュースが出ていました。

univ-journal.jp

まあ、5月に問題も新形式に変わったことですし、名前もってことなのだと思います。

ただ、これって結構影響大きいですよね?

TOEIC側(ETS, IIBC) 自ら、「リスニングとリーディングだけのテストですよ」って言うってことなんですから。


TOEIC は、企業や学校での語学力の目安として使われていると思いますが、「リスニングとリーディングだけ」のテストという認識は一般的にはあまりないですよね?
TOEIC の点数が良くても実際には喋れないとか、よく聞く話ではありますが、これをある意味 TOEIC が認めて宣伝してしまうということです。

こうなると当然、「リスニングとリーディングだけではダメ!」という話になると思いますので、「スピーキングやライティングもやりなさい!」という話になるだろうと思います。

あまり知られていませんが、TOEIC には他に「TOEIC(R) Speaking & Writing Tests」というのもあります。
話すとか書くとかの技能については、こちらのテストを受験してほしいというのが TOEIC側の意図だと思いますので、企業や学校での Speaking & Writing Tests への受験圧力が強まってくると予想されます。
なお、Speaking & Writing Tests については、受験料も高い(\10,260(税込み))ので、金銭的な負担も増えますね。

TOEIC側としては将来的には、4技能すべてまとめたテストにしたいのかな?
「語学のテスト」としては、そちらの方が正しい姿のように思えるので、いいことのような気はしますが、今はそこに持っていくための移行期間のようにも思えますね。