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オンライン学習で使う動画配信サービスは YouTube や Vimeo より Wistia がオススメ

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最近、オンライン学習サービスが続々と出ているのですが、ひとつだけ解せない点があります。それは動画配信サービスに YouTube や Vimeo を使用していることです。YouTube の場合は、基本的には動画は公開されてしまいますので、オンライン学習サービスを使う意味がなくなってしまうと思います。Vimeo はドメインで制限がかけられるので、オンライン学習サービスの URL からしかアクセスできないように設定できるため、悪くはないと思いますが、少し物足りないと思います。

そこで、ご紹介したいのは、Wistia です。

Wistia はビジネスに特化した動画配信サービスで、YouTube や Vimeo よりオンライン学習サービスを使う場合に適していると考えています。

 

Wistia とは?

Wistia は 2006年にアメリカで起業したベンチャー企業です。

YouTube や Vimeo などとは異なり、企業ユーザーをターゲットとした、ビジネスに特化した動画配信プラットフォームで、動画に関する様々な値を計測できます。

Wistia がオンライン学習サービスの動画配信サービスとして他のサービスよりオススメできるポイントは次の通りです。 

 

1. よく見られている箇所、スキップされている箇所がわかる。

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エンゲージメントグラフにより、時刻ごとの再生人数や再閲覧数などがわかるため、よく見られている箇所、スキップされている箇所などがわかるようになっています。これを活用することにより、動画の改善ポイントがわかります。

また、動画の時間が長くなれば、最後まで見る人数が減っていきますので、エンゲージメントフラフを見ることにより、適切な動画の時間が推測できます。

 

2. 誰がどのくらい動画を見たのかをトラッキングできる。

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Heatmaps により、いつ、誰が、どの箇所を、どのくらい見たのかがわかるようになっています。学習者を個別指導するときなどに役に立ちます。

 

3. 動画 25 本まで無料で利用できる。

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YouTube は置いておくとして、Vimeo はビジネス利用する場合には、Pro 版を契約しなければなりません。Vimeo Pro は ¥19,900 / 年と、動画配信サービスとしては格安ですが、それでも儲かるかどうかもわからない時点で契約するのは少し考えてしまいます。

その点、Wistia は無料で動画を 25本までアップロード可能です。しきいはずっと低くなると思いますので、これから始めるなら Wistia でしょう。

ただし、Wistia は動画の本数で価格がどんどん上がっていきます。動画の本数が多い場合は、Wistia を選択することが厳しい場合もあるでしょう。

 

まとめ

ビデオの本数が 25本以内の場合は、Wistia が一番いいです。

Wistia で得られる数々のデータを参考に、よりよい動画コンテンツを作成していただければと思います。

ただし、Wistia は動画の本数が多くなると価格の上昇率も高くなるので、動画の統計が必要かどうかをよく考えた上で、必要であれば Wistia、そうでなければ、Vimeo Pro を選ぶのがいいと思います。