Firebase が価格改定。有料プランでは同時接続数の制限が撤廃!無料プラン枠も増大!
Firebase は、昨年 Google が買収した BaaS(Backend as a Service) です。BaaS はその名のとおり、バックエンドのサービスであり、データベースやログインの部分を元々持っているシステムです。その中でも Firebase は、データの同期スピードの速さに定評があります。ホスティングサービスも統合しており、Web アプリの運用が Firebase ひとつで済むというのも魅力です。
また、もともと、価格も業界最安値と言えるような設定だったのですが、今回の価格改定でさらに使いやすいものになっています。
同時接続数の撤廃
前の価格設定では、同時接続数によってプランが変わりましたが、今回の価格改定では、Candle プラン以上で同時接続数が撤廃されました。これによって、一時的に大きなアクセスが見込まれるようなケースでも高額なプランを選択しなくてもよくなるので、以前より安く済むケースが増えそうです。
無料プラン枠の増大
同時接続数:50 → 100、データ転送量:5GB → 10GB、データストレージ:100MB → 1GB と大幅にその枠を増やしています。
5$ の独自ドメインプランの新設
無料プランの内容に独自ドメインを使えるようにした Spark を新設。安価に独自ドメインが利用できるようになります。
有料プランの利用枠の増大
データ転送量、データストレージともに以前の 1.5 〜 3倍 になりました。
うーん、どれも素晴らしい改定ですね!
経済的には同時接続数の制限の撤廃と有料プランの利用枠の増大が効果が大きいですが、個人的には、無料プラン枠の増大が一番うれしいかもしれません。
同時接続数100って、なかなか到達できないと思います。だからこそ、Spark プランができたのでしょう。
バックエンドに Firebase を使うスタートアップ、日本でも今後増えるかもしれませんね。