ドットインストールや Udemy を簡単に作れる「Fedora」が凄い!
技術者の方の中には、ドットインストールにお世話になった方も多いのではないでしょうか?動画で学べるドットインストールはとてもわかりやすく、役にたったと思います。
あのドットインストールと同じようなサイトを簡単に、かつ無料で作れるとしたら、凄いと思いませんか?
Fedora はドットインストールのような、インターネット上での学習に特化したサイトを簡単に構築できるプラットフォームを提供している Webサービスです。レスポンシブデザインに対応しているので、PC だけでなく、スマホやタブレットでも学習できるようになっています。また、動画は Fedora 内に配置できるので、秘匿性の高い動画も安心して利用することができます。YouTube や Vimeo などを使うことももちろん可能です。
用途としては、学校や習い事の先生や家庭教師などの「教えるスキル」がある人が有料または無料で教える学習サイトを作ったり、社内研修用のサイトを作成したりすることができます。
YouTube で公開したくはないけど、教えるネタを持っている人にはうってつけと言えると思います。
簡単な流れを説明すると次のような感じです。
アカウント作成
Email アドレス、名前、パスワード、スクール名を入力して次へ。
アンケートが表示されますので、適当に答えて次へ。
サイト作成
もうこの時点でサイトは出来ています。
右上の View Your School ボタンを押すと、サイトの Preview を見ることができます。
Customize school look and feel をクリックすると、サイトの設定ができるようになります。プログラミングなしでも結構いじれそうな感じがします。プログラミングに自信がある方は、Site の中にある Power Editor からいじることで、自分好みに細かくカスタマイズできそうです。
Webhook も利用できる(有料の Basic Plan 以降)ので、外部のサービスとの連携も容易です。
独自ドメインの利用も Basic Plan 以降では可能です。
コース作成
サイトができたら、次はコースを作成します。
Information をクリックし、コース名や著者、説明などを入力します。
それから、Pricing をクリックし、大事なコースの料金を決めます。コースを有料にすると、無料プランの場合は、1トランザクションあたり、$1 + 10% が Fedora に支払われます。有料プランの場合は、そのプランによって、8% や 5% になったりします。もちろん、コースを無料にすることも可能です。その場合は、¥0 と設定しておきましょう。
シラバス作成
コースができたら、次はそのコースを構成するシラバスを作成します。
シラバスはレクチャーと複数のレクチャーをまとめたセクションで構成されています。
レクチャー作成
シラバスができたら、レクチャーを作成します。このレクチャーが学習の要ですね。
ここに動画ファイルをおけば、学習時に動画を見ることができますし、クイズを作成しておけば、動画再生後にクイズを答えさせるような構成にすることもできます。
Youtube や Vimeo に対応させるには、ブログなどのように、テキストのところから直接 HTML のコードを入力する必要があります。
ここまでできれば、ひとまずは1個の学習コースを持つ学習サイトの出来上がりです。
あとは自分の好みに合わせてカスタマイズしていけば、無料で課金可能な学習サイトが完成します。
今回は紹介していませんが、外部の Extension も充実していますし、分析結果を見ることのできる Reports もなかなかのものと思います。
Moodle や他の LMS からの乗り換え需要なんかもあるかもしれませんね。
「Fedora」というと、Linux のディストリビューションの名前が有名ですが、こちらの「Fedora」も期待できそうです。